第10回有志経営勉強会

7月度の有志経営勉強会を開催しました。先ずは恒例の塾生の失敗談・苦労話の30分スピーチです。本日は、東京へ修行に行った頃の話で、先輩に怒られ、何度も殴られ顔が腫れあがり食事も出来ない時もあったとの事。しかし、いくら殴られても怯むことなく、殴られた分前へ、前へ向かって行ったそうです。殴られる度に一歩ずつ前へ迫ってこられると、先輩も『こいつ度胸がある!』とでも思ったのか、逆に先輩が怯んでしまい、『もうええわ!』と言って、事が収まったらしいです。また、修行を終え帰って来て、その修行で身につけた商品を販売しようとすると、その当時、社長であったお父さんに、全てと言っていいほど脚下されたそうです。都会のものが、この町で売れるのか?と!どうしていいのか分からなくなったそうです。しかし、それもお父さんの叱咤激励の一つであったのかも知れません。先日、経営指導員研修会の研修で講師に来てくださったナカノ・グループCEOの中野幸生氏の講義の中に、『経営のコツを自得せよ!(経営のコツは、習うに習えず自分で悟るしかない。しかし、気持ちさえあればコツは掴める)』という言葉がありました。むしろ、そういう気持ちが親子だからこそ、現社長である彼に形としては見えない経営イズムを伝えていたのかも知れません。今回の塾生発表は喜怒哀楽を盛り込んで、人を惹きつける話で構成されていて、聴講している塾生も話にのみ込まれていたように感じました。人に伝えるトークも勉強させてもらったような気がします。この勉強会でいつも思うことですが、事業主の集まりであるこの会の中で、自己啓発も含めて、経営とは・・・代表者としての判断は・・・これからはこうあるべき・・・といった部分の話をディスカッションすることで、経営者である塾生が志を奮い立たせているように思います。大変有意義な内容の勉強会になってきました。これからが楽しみです。