経営指導員研修

本日、和歌山市の和歌山自治会館にて平成23年度第2回経営指導員研修に出席しました。先ずはじめに和歌山経営者協会会長で太洋工業株式会社代表取締役 細江美則氏の講演を聴きました。テーマは『日本のエレクトロ二クス産業の光と影』〜その中での当社の過去・現在・未来〜と題し、太洋工業が現在に至るまでをお聴きしました。社長自身、沖電気、オリエントリース(現オリックス?)を経て和歌山へ戻って太洋工業を継がれました。捺染のプリント基板を製造していたが、県内繊維業の衰退にそれに代わる物を見出さなければと模索していた最中、一眼レフカメラの基盤をプリントする話が持ち込まれ、着手したことが今の会社の地位を位置づけることになったようです。ミノルタα7000と言えば、大ヒットしたカメラです。このカメラの部品の一部に和歌山県で製造された製品が使われていたとは驚かされました。しかし今は主流となったプリント基板も、最初はハンダが付かない等でやり直ししたり、大変苦労されたようです。最先端を行こうとするゆえの壁ともいえます。今は借入額は残っているものの、それ以上の預貯金が創出でき、実質無借金状態になっているとの事!すごい企業としか言いようがありません。今後も、和歌山を拠点にしていくことにゆるぎないとおっしゃいました。郷土愛というか和歌山の代表企業として今後、社会貢献、地域貢献をしていきたいと語る細江社長の話に熱いものを感じました。また、次に北畑会計事務所の税理士 北畑米嗣氏による税制改正等の研修、和歌山県商工観光労働部商工労働政策局商工振興課の鳥渕班長和歌山県信用保証協会 業務部保証課の和歌山県の金融制度の説明等を受講し研修を修了しました。