創業における計画性が問われる!

創業に係る融資相談を受けました。今年4月から事業を開始しているらしいのですが、先ず自己資金を準備するものですが、専門学校へ行きながら、縫製工場でアルバイトしていた時に、今独立開業を目指さないかとの話があり、アルバイト代から相殺し、裁断機を購入したとの事。事業主は21歳と非常に若く、自己資金で機械を購入したのと同じではないか?との主張!しかし融資を受ける時というのは、通帳に預貯金等で○百万円貯めました。これを資本に事業を展開します。といった明確に数字で表すことのできるお金・・・つまりこれが自己資金となります。創業するにあたり融資申し込みに行った時、自己資金準備が確認できないため、新創業融資制度等は使えない!との判断。民間金融機関経由で保証協会付制度融資にて300万円を調達できたが、6か月ほど経った現時点において、600万円借り入れたいとの事。無担保・無保証で合計900万円も借り入れできる訳がありません。こういった運転資金調達交渉や、計画性の甘さが問われます。21歳という若さで無理もありません。せめて1回目の決算・確定申告を経て、毎月通帳へできるだけ貯めて、『ここまで貯めましたが、残りを融資してほしい』と言った自分も努力したから、あとこれだけは応援してもらえないだろうか?と相談に来てほしいものです。でも若いけど自分の好きなアパレル・縫製の道で事業展開しようとしているこの若き志をあたたかく支援したいと思いました。頑張れ!若者よ!